今回は、2026年3月にCLASWELL信濃町に入社した介護スタッフの小野さんにインタビュー。
舞台美術から金融機関の立ち上げ、不動産業界と、これまで福祉とは全く異なるキャリアを歩んできた小野さん。
「技術はまだつたないかもしれない。でも、相手を思いやるホスピタリティだけは誰にも負けたくないんです」
「オールドルーキー」として人生の新たな挑戦の場にホスピスを選んだ理由と、現場でのリアルな思いに迫ります。

舞台美術から金融機関、不動産へ。異色のキャリアから介護の世界へ
小野さんのこれまでの経歴は、非常にユニーク。
舞台の小・大道具や、劇団の舞台監督助手などを経て、金融機関の立ち上げでは神奈川・千葉の第一号店を任されるなど金融業務に従事。
その後も不動産業界など、多岐にわたる世界を経験してきました。
「福祉業界への転身を考えたのは、過去の経験が大きかったですね。
離れて暮らしていた母が、急に体調を崩し入院してしまって。本当に突然のことでした。ずっと元気でいてくれるものと思い込んでいたのですが、行き先を探す間もなく入院し、1週間であっという間に亡くなってしまいました。『もっとそばにいてあげたかった』『まだ何かできたんじゃないか』というショックや後悔がとても大きかったです」

CLASWELLで働き始めてからも、小野さんはすでにお見送りの場面に立ち会う経験を重ねてきました。
あるご入居者の、さいごの日。
レクリエーションの音楽会の際、娘さんが飛び入り参加でお父様に向けて大好きな歌をうたって見送るという、思わず周囲のスタッフも涙するようなあたたかいお別れの場面に立ち会ったといいます。
「それはとても素敵なお別れの時間でした。でも、お看取りの知らせを受けたり、その瞬間に立ち会ったりすると、やはり大きなショックを受けます。
ご一緒できた時間は短くても、言葉を交わすうちに『もっとこの方のことを知りたい』と、どうしても深く思いを寄せてしまうので。
ただ、いつまでも悲しみを引きずるわけにはいきません。目の前には、私を頼りにしてくださる他のご入居者がいらっしゃる。だからこそ、お見送りした方には、そっと献杯をして気持ちを切り替え、今いらっしゃる方々が少しでも心地よく過ごせるよう、全力で寄り添っていきたいんです」
ご自身の体験と重ね合わせながら、小野さんは日々、命と向き合っています。

職種の壁がないフラットな環境。そして自分に課した「3つの約束」
CLASWELL信濃町で働き始めて、小野さんが驚いたのはスタッフ間の「フラットな関係性」でした。
「介護業界は初めてですが、お世辞抜きで、ここは本当に風通しがいいんです。職種や年齢に関係なく、お互いの専門性を心からリスペクトし合える関係性がある。
私のような54歳の全くの新人に対しても、周りの仲間たちは丁寧に接してくれます。
毎朝、職場に向かうのが心から楽しみなんです。そんな仕事に出会えたことが本当に嬉しくて、CLASWELLに入社して心から良かったです」
そんな恵まれた環境の中で、小野さんは自分自身に「3つの約束」を課しているといいます。
1つ目は、いかなる時も「ホスピタリティ」を重視すること。
2つ目は、ご入居者はもちろん、同僚のスタッフにも「小野さんがいてくれてよかった」と満足していただくこと。
そして、3つ目は、できない理由ではなく、できる方法を常に探求すること。
「こうしたケアへの思いを実現できるのも、施設の環境があってこそだと感じています。ここではお食事も作りたての状態で提供できますし、入浴介助もスタッフがしっかりと対応していて、ご入居者に本当に喜ばれています。そういった一つひとつのケアに妥協しない環境だからこそ、自分も約束を肝に銘じながら、技術を身につけて貢献したいですね」

常に前を向く54歳のオールドルーキー。
彼の挑戦は、まだ始まったばかりです。
あなたも、誰かの「心」を支える一人になりませんか?
現在CLASWELLでは、小野さんのように全くの異業種から挑戦する仲間も、経験を活かして活躍する仲間も多数在籍しています。 技術はもちろん、何より「人」に向き合いたい方。 ホスピスでのケアに興味がある方は、ぜひお待ちしています。






