年に一度の、CLASWELLの夏祭り。
今年で2回目を迎えました。
昨年もたくさんの笑顔が生まれたからこそ、
「今年は、もっと楽しんでもらいたい」
レクリエーション委員のスタッフたちの、打ち合わせを重ねる中で膨らむ想い。
途中から新たに委員に加わったスタッフも一緒になって、
「何をしたら喜んでもらえるだろう」
「去年にはなかったこともやってみたいね」
と、みんなでアイデアを出し合いました。
その熱は、やがてレクリエーション委員だけではなく、周りのスタッフにも広がっていきます。
飾り付けを手伝ったり、当日の運営に加わったり。
気づけば、施設全体で夏祭りをつくっていました。


夏祭り当日。
射的コーナーには、さまざまな景品が並びました。
「どれにしようかな」
景品を前に、楽しそうに悩まれるご入居者。
大きなクマのぬいぐるみを獲得された方がいました。隣で見ていた奥様もとても喜ばれ、今ではお部屋に大切に飾られています。
ポップコーンを気に入り、お部屋と会場を3往復された方も!
普段はあまりレクリエーションに参加されない方が、この日は会場まで足を運んでくださる姿もありました。
ヨーヨーを手にして昔のお祭りを懐かしむ方。
ご家族と一緒に会場を回る方。
「お祭りだから行ってみようかな」
そんな気持ちが、いつもの一日とは少し違う行動や表情につながっていました。


「食べられない」で終わらせず、一緒に楽しめる方法を考える
夏祭りの楽しみといえば、屋台の食べ物もそのひとつ。
ですが、CLASWELLで暮らすご入居者の中には、病気の進行や身体の状態によって、食べられるものや食事形態に制限がある方もいます。
だからといって、「食べられないから仕方がない」で終わらせたくはありません。
「どうすれば、一緒に楽しんでもらえるだろう」
できるだけ多くの方に、みんなと同じように同じ場所で、同じお祭りを楽しんでほしい。
スタッフみんなで考え、今回はアイスクリームに加えて、たこ焼きや焼き鳥も舌でつぶせるほどやわらかくしたものを用意しました。
“できないことに目を向けるのではなく、今できる方法を考える”
それは、イベントのときだけではなく、CLASWELLが日々のケアや暮らしの中で大切にしていることです。


高校生も加わり、世代を越えてつながる一日に
今年の夏祭りには、都立井草高等学校 社会福祉研究部の高校生がボランティアとして参加してくれました。
射的コーナーでは元気な声でご入居者を応援し会場を盛り上げ、昼食の時間には各フロアに分かれて、ご入居者と一緒に食卓を囲みました。
ご入居者も、高校生が来ることを心待ちにしていました。
到着の時間が近づくと、待ちきれず、自分たちからエレベーターまで迎えに行かれる方も。
高校生の姿を見つけると嬉しそうに声をかけ、一緒に食事をしながら、世代を越えて自然と会話が生まれていきました。
スタッフだけでつくるのではなく、ご入居者やご家族、地域の方々も一緒になって楽しむ。
この日のCLASWELL下石神井には、「施設の中のイベント」という言葉では収まらない、地域のお祭りのような時間が流れていました。



CLASWELLで生まれた「今日も、いい一日だったね」を、今度は地域へ
夏祭りが終わったあと、スタッフたちはもう一度ポップコーンを作りました。
袋に詰め、残ったヨーヨーやラムネと一緒に届けた先は、近所で開かれていた子ども食堂です。
CLASWELLの中で生まれた「今日も、いい一日だったね」を、今度は地域の子どもたちにも少しだけおすそ分け。
一人のスタッフから始まった想いは、仲間へ、ご入居者やご家族へ、高校生へ、そして地域へとつながっていきました。
CLASWELLでは、スタッフ一人ひとりの「やってみたい」という気持ちも大切にしています。
その想いを一人だけのものにせず、周りの仲間と一緒に考え、形にしていく。
その先に、ご入居者の「楽しかった」や「やってみたい」が生まれていく。
これからもCLASWELL下石神井では、人と人とのつながりを大切にしながら、ご入居者とともに「今日も、いい一日だったね」と思える日々をつくっていきます。






