2026年8月。この日、CLASWELL仙川には、沖縄生まれのアイスクリーム「ブルーシール」のキッチンカーがやってきました。

いつもの午後が、少し特別な時間に。
そんなある夏の日の、イベントの様子をご紹介します。
「何にする?」その一言から、いつもと違う午後が始まりました
イベントが始まると、キッチンカーの前にはあっという間に行列が。
ご自身でアイスを受け取りに来る方。
ご家族と一緒に来る方。
「何にする?」
「こっちも気になるなあ」
ブルーシールを食べるのは初めて、という方も多く、5種類のアイスを前に皆さん真剣な表情。


中には、「これと、これと……」と、気づけば4種類注文していた方も!
「そんなに食べたら、お腹壊しちゃいますよ〜!」と声をかけると、残りは冷凍庫に入れて、あとでゆっくり楽しむのだと嬉しそうに教えてくれました。

どれを選ぶか悩む時間も、きっと楽しみのひとつ。
「これが食べたい」
そんな何気ない気持ちが、こんなにも人をワクワクさせるのだと感じます。

アイスを受け取ったあとの過ごし方も、人それぞれ。
ご家族とテーブルを囲む方。
仲の良いご入居者同士で、女子会のように盛り上がる方。
一人でゆっくりと味わう方。


「美味しいですか?」と聞くと、「美味しかった!」「アイス、大好き!」と、皆さん笑顔で答えてくださいます。
そして、しばらくすると聞こえてきたのが、
「おかわりしてもいいの?」
「もう一つ食べたい!」
という声。

病があっても、年齢を重ねても、好きなものを好きだと言えること。食べたいものを選べること。
そんな当たり前のことこそが、”暮らし”の中ではとても大切なことなのかもしれません。

別のテーブルでは、入居されたばかりのご入居者が、ご友人と一緒に過ごされていました。

一つ目のアイスを食べ終えて、「もう一つどうしようかな」と迷っている様子。
そこでスタッフが、「今しかないですよ。食べたいだけ食べましょう!」と声をかけ、一緒にキッチンカーへ向かいました。
受け取った瞬間、その場ですぐに一口。
その姿に、周りも思わず笑顔に。
大切な友人とアイスを食べながら、これまでのことをゆっくり話す。そんな時間を持てる場所であること。
それも、その人らしく暮らし続けるために必要なことなのだと思います。

「夫は食べられないけど、私はピスタチオを!」
窓際で、外を眺めながら過ごしていたご夫婦。
「奥様、ピスタチオを食べたそうですよ!美味しそうに食べてる奥さんの笑顔が見れる事が幸せですよね〜」と伝えると、にこっと笑いながら、手を何度も動かして応えてくださいました。
大切な人が隣にいて、嬉しそうにアイスを食べている。
食べることが難しくなっても、一緒に過ごす楽しみまでなくなるわけではない。
できなくなったことではなく、今も二人でできることがある。
窓際で並んで過ごすお二人の姿から、そんなことを教えてもらった気がしました。

CLASWELL仙川では、イベントが決まると、館内のいろいろな場所にPOPを貼ったり、ご入居者へ直接お渡ししたりしながら、少しずつお知らせをしています。
理由は、イベントに参加してもらうためだけ、ではありません。
「この日、家族と一緒に行ってみようかな」
そう思って、ご家族にもCLASWELLへ足を運んでもらえたら。
イベントをきっかけに、ご入居者とご家族が一緒に過ごす時間が少しでも増えたら。
そんなことを考えながら、準備をしています。

この日アイスを届けてくださったのは、沖縄出身の小林さん。
イベント中は注文が途切れることなく、「ありがたいことに、ずっと忙しかったです!」と笑顔で話してくださいました。
普段は大学や公園などにキッチンカーを出すことが多いそうですが、声がかかれば福祉施設や病院にもアイスを届けているそうです。

キッチンカーが一台来る。
その一台を囲んで、
「何味にする?」「おかわりしていい?」
という会話が生まれる。
家族が集まる。
友人同士で昔の話をする。
いつもの場所に、いつもとは少し違う時間が流れる。
そんな小さな時間の積み重ねもまた、その人の暮らしです。
そして、「今日も、いい一日だったね」と思える時間。
CLASWELL仙川ではこれからも、そんな何気ない時間を大切にしていきたいと思います。






