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  • 「効率」よりも「目の前の困っている人」を選びたい。CLASWELL事業部長インタビュー

関東近郊を中心に、ホスピス型住宅を展開するCLASWELL。

それぞれのホームが地域に根ざし、ご入居者・スタッフにとっての「いい一日」を追求するため、日々奮闘しています。

そんな各ホームの現場を、全体を統括する立場から支えているのが、事業部長の井上さんです。

「現場のスタッフが迷ったとき、すぐに横に並んで一緒に考えられる存在でありたい」

そう語る井上さんの根底には、「チームで何かを成し遂げたい」「困っている人を放っておけない」という、熱く揺るぎない信念がありました。

今回は、CLASWELL全体の舵取り役でありながら、誰よりも現場の声を大切にする井上さんの原点と、これからのビジョンについてご紹介します。

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「数字を出せ」と怒られても、貫きたかったこと

井上さんが介護業界へ足を踏み入れたのは、ある「悔しさ」がきっかけでした。
20代半ばまでドラマーとして活動した後、社会人としての第一歩に選んだのは不動産賃貸の営業職。

そこで出会ったのが、障害を持つある女性のお客様でした。

「『自立して一人暮らしをしたい』という切実な願いを持った方でした。
でも、100件以上電話をかけても、『うちは無理』と即座に断られ続けてしまったんです」

それでも井上さんは諦めませんでした。
しかし、当時の上司からは厳しい言葉が飛びます。

「時間の無駄だ。そんなことより数字を作れ」

営業マンとして数字を追うことの正しさもわかる。
でも、目の前で困っている人の住まい一つ探せない仕事に、何の意味があるんだろう。

上司と衝突しながらも探し続け、結果的に内見につながったのは数件のみ。
それでも、その女性は涙ながらにこう伝えてくれたそうです。

「これまでたくさんの不動産屋さんを回ってきたけれど、2回以上会ってくれたのは井上さんだけでした。心から感謝しています」

その言葉を聞いたとき、井上さんの中で何かが変わりました。

「仲介手数料やインセンティブなどの目先の利益よりも、本当に困っている人の力になりたい。たとえ効率が悪かったとしても、想いのある仕事がしたい」

そう決意して飛び込んだのが、高齢者住宅や介護・福祉の世界でした。

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「スキル」は後からついてくる。「人間力」で採用したい

「介護の現場は忙しい。だからこそ、僕はスタッフからの相談に対して『絶対に手を止めて話を聞く』と決めています」

前職で介護施設のホーム長や立ち上げを経験し、CLASWELLに参画してからも、井上さんのスタンスは変わりません。
それは、これまでの経験で培った「誰と働くか、誰とゴールを目指すか」というチームへのこだわりがあるからです。

「僕自身、どんな環境でも一緒に働くメンバーに対して約束していることが二つあります。
一つは、どんなに忙しくても相談されたら必ず手を止めて話を聞くこと。
もう一つは、その相談に対して24時間以内に必ず進捗を回答することです。

これまでの現場でも、この二つを徹底することで信頼関係を築いてきました。
CLASWELLでも僕はブレずにこれをやり続けるので、同じ方向を向いて一緒に施設をつくっていってほしい。メンバーにはそう伝えています」

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井上さんは現在、既存ホームの運営改善や、都内及び西日本への新規開設プロジェクトを牽引しています。
特に採用において大切にしているのは「スキルよりも人間力」だと語ります。

「看護や介護の技術は、入社してからいくらでも身につけられます。
実際に僕もこの業界に入った当初は、スキルもノウハウも全くのゼロ。それでもまずは現場に立ち続けました。

『誰よりもご利用者のことを考えよう』。そう決めて必死にケアをしていたら、いつしか排泄介助や入浴介助を褒めていただけるようになったんです。

振り返れば、学生時代の野球も、その後仕事にするまで打ち込んだバンド活動も同じでした。
最初から上手くいったわけではありません。ただ、目の前のことに泥臭く、本気で向き合い続けたからこそ、結果として道が開けていった。
どんな環境でも、最後に自分を支えてくれるのは『ひたむきさ』なんだと学びました。

だからこそ、CLASWELLでもスキル以上に、その人の『素直さ』や『人間力』を大切にしていきたいと思っています」

面接では、その人がどんな想いで仕事をしたいのか、どんな人生を歩みたいのか、ポジティブに物事を捉えられるか、そんな『人としての魅力』を見るようにしているそうです。

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「大変だったね」が、最高の「いい一日」になることもある

2025年11月1日。 CLASWELL白金台の新規立ち上げにあたり、井上さんは「自分がやります」と手を挙げました。

「それまでは既存4施設の課題解決に取り組んできましたが、新たな拠点の立ち上げこそ、自分の経験を最大限に発揮できる場所だと思ったんです。 管理者を集め、『既存施設のやり方にとらわれず、ここからまた新しく始めていきましょう』と伝え、プロジェクトがスタートしました」

それから週に一回はメンバーと顔を合わせてミーティングを重ね、病院や地域への営業活動も井上さんが率先して行ってきました。そして迎えたオープン当日。

「正直、ものすごく大変でした。 オープン日が土曜日だったこともあり、訪問診療の先生や関係事業者と調整しながら、当日は3名のご入居者を迎え入れました。 CLASWELLでは『今日も、いい一日だったね』という言葉を大切にしていますが、『いい一日』の形は人それぞれです。

バタバタしながらも大きな事故なく、無事にご入居者を迎えられたあのオープン初日は、間違いなく僕たちにとっての『いい一日』でした。夜、スタッフみんなで『本当に大変だったけど、やりきったね』と称え合えたことは、特別な経験です」

誰かの「こうしたい」を実現するために、チーム全員が同じ方向を向いて汗をかく。
そんな熱いチーム作りが、井上さんの目指すCLASWELLの姿です。

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ホスピスを、もっとあたたかい場所へ

井上さんには、中長期的な大きな目標があります。
それは、ホスピス業界へのイメージを変えること。

「ホスピス=死を待つ場所、という冷たいイメージを持たれることもまだ多いです。でも、私たちはそれを変えたい。 『最期を過ごす場所が、CLASWELLのようなホスピスで本当に良かった』と、ご本人にもご家族にも思っていただけるような、あたたかい事業モデルを確立したいんです」

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利益のためではなく、社会に必要とされているからやる。
一生懸命仕事をしていれば、必ず人は集まる。

そんな想いを持った事業部長のもとで、あなたも「誰かのために」全力を注げる仕事をしてみませんか?
CLASWELLでは、想いを共にする新しい仲間を待っています。

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