2025年12月、CLASWELLのロビーでは大きなクリスマスツリーがご入居者やご家族を華やかにお迎えしています。

そんな冬の昼下がり、館内に優しく響き渡ったのは、どこか懐かしく温かなピアノの音色でした。
今回のイベントは、東京在宅サービス株式会社のスタッフの皆さんによるボランティアのクリスマス伴奏会。
実は、今回使用したピアノは、ご入居者が普段から大切に使われているものをお借りしたのです。

「日常」をあきらめない、自分らしくいられる場所
ピアノを貸してくださったご入居者は、普段からコーヒーを片手に鍵盤に触れ、音楽を楽しまれている方。
この日初めてのイベント参加ということもあり、娘さまやお孫さまも駆けつけてくださいました。
ご家族揃ってリビングのようなあたたかな空間で、一気にクリスマスの高揚感に包まれます。

ご自宅で当たり前にやっていたこと、大切にしてきた習慣。
それを施設に入ったからとあきらめるのではなく、ここでも同じように続けていける。
「縛られず、解放的に、自分らしくいられる場所」であること。
ピアノの音色に耳を傾ける皆さんの表情を見て、私たちは改めてその大切さを感じました。

笑顔が溢れる二部構成のステージ
イベントは、より多くの方に近くで楽しんでいただけるよう、階を変えての二部制で開催されました。
皆さんの表情がよく見えるよう、座席は円を描くようにセッティング。

開演前には、大きなスクリーンで過去のイベント写真やご入居者の笑顔をスライドショーで上映しました。
ご自身が写る姿を見て、少し照れくさそうに、でも誇らしげに微笑むご入居者の姿がとても印象的でした。
【第一部:心穏やかに音楽と対話する時間】
第一部では、目を瞑ってじっくりと音色に浸る方々の姿が見られました。
クリスマスメドレーの合間に流れる『上を向いて歩こう』や『ふるさと』。
自然と手拍子が起こり、知っているメロディに声を乗せて歌う。
それぞれが自由なスタイルで、音楽を心で受け止める穏やかな時間が流れていました。

【第二部:世代を超えた賑やかな交流】
第二部では、なんと5組ものご家族が参加してくださいました!
お子さまのリクエストで急遽演奏されたのは、『あわてんぼうのサンタクロース』。

元気いっぱいの歌声に、ご入居者の目尻は下がり、この時ばかりは、主役の伴奏者さんよりも、小さなお子さまに視線が釘付けでした(笑)
演奏が終わると、「上手だね!」「サンタさんに何をお願いするの?」と、言葉を交わす光景があり、その場にいた全員の心がじんわりと温かくなりました。
距離を超えて、想いが重なる場所
遠方にお住まいで、イベントに合わせて駆けつけてくださったご家族もいらっしゃいました。
「少しの時間でも一緒に楽しみたい」
そんなご家族の想いがご入居者に伝わり、寄り添い合う姿を見て、私たちスタッフの胸も熱くなりました。
CLASWELLでは、外部の方に来ていただくイベントだけでなく、ご家族の特技(以前はダンスを披露してくださった方も!)を活かした企画も大切にしています。

ご家族と一緒に作り上げる一日は、ご入居者にとっても忘れられない「一生の記憶」になるからです。
スタッフも一緒に手拍子をし、歌詞を口ずさむ。
そこにあるのは、施設側と利用者という関係を超えた、ひとつの「家族」のようなあたたかなコミュニティでした。
CLASWELLでは、一緒に「暮らし」を彩る仲間を募集しています
CLASWELLが大切にしているのは、医療や介護の先にある「ワクワクする暮らし」です。
季節の移ろいを感じ、音楽に心を動かし、大切な人と笑い合う。
そんな「当たり前の幸せ」を形にするために、私たちは日々取り組んでいます。
入居者さまやご家族の「やりたい」を叶え、日常に彩りを添えていく。
そんな私たちの想いに共感し、一緒に歩んでくださる仲間を募集しています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
あなたと一緒に、新しい笑顔の瞬間を作れることを楽しみにしています。






