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  • 【介護士1日密着】ホスピスでの暮らしを支える介護のリアルな現場を特別にご紹介
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CLASWELLに入社して約4カ月。
介護士として16年目を迎えた今年、これまで働いていた病院とは異なる”ご入居者の暮らし”に寄り添う介護がしたくて、次の職場にホスピスを選びました。

転職前は、「死」と向き合うホスピスで働くことに、不安を感じていました。

でも今では、ご入居者とそのご家族、そしてスタッフとの関わりの中で、
「その人らしい暮らしをわたしはどんな形で支えていくことができるのか。」
少しずつ考えられるようになってきました。

今日は、そんな私が働く1日をご紹介します。
ホスピスで働くということに興味がある方、転職を考えている方、
ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

▷9:45 出勤

本日は遅番。10:00〜19:00のシフトです。
駅から徒歩圏内なので、電車で通勤しやすいのもありがたいですね。

更衣室でユニフォームに着替え、気持ちを切り替えて一日がスタート。
私はこの広くて清潔感のある更衣室が好きです。
仮眠室が3つ備えられており、休憩時間に使用することができるのも嬉しいポイントです。

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▷10:00 情報収集

出勤したらまずは専用ソフトで看護・介護の申し送りをチェックします。

「2階に新入居の方が1名、10:00〜N様が外出、15:30〜移動スーパーが来設・・・」
と、自身の予定のみならず、ホーム全体の予定や事務連絡などもまとめて確認することができます。

申し送りは1日2回(9:00/17:00)行われ、日勤帯と夜勤帯での引き継ぎがメイン。
早番・日勤・遅番などの交代制勤務なので、どの時間帯で出勤しても情報収集が5分〜10分程で簡潔に行えるよう工夫されています。
(※申し送り体制はホームによって異なります)

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▷10:05 居室床掃除

CLASWELL小竹向原では、月曜〜水曜日はリネン交換、木曜〜土曜日は床掃除と、曜日ごとに環境整備のルーティンが決まっています。
居室の掃除をしながら、ご入居者一人ひとりの暮らしぶりに目を配り、次の訪問や日々のコミュニケーションに生かそう、って考える時間が意外と楽しくて、好きです。

また、施設内には清掃スタッフが在籍しており、居室内のトイレ掃除やゴミの回収などは役割分担をしてます。
(※介護士と清掃スタッフの業務分担はホームによって異なります。)

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訪問介護の合間に、業者から戻ってきた洗濯物をご入居者へお返し。
各居室を回ってそれぞれのこだわりやお好みに合わせて、畳み方やしまう場所も気をつけています。

と、いうところでナースコールから呼び出し音が鳴りました。
所持しているiPhoneで応答し、居室へ向かいます。
ナースコールは時間帯や日ごとで異なりますが、この日のコールはおよそ20回程でした。

▷11:00 訪問1件目:排泄介助

訪問は平均1日6〜7件。
1件目の女性・Sさんは、身の回りのことは自分一人でしたい、という気持ちが強い方。
そのお気持ちを尊重しつつ、適切な距離感と声かけで必要なケアを届けます。
訪問開始の時は、表情が硬かったSさんも、少しずつ距離を詰めていくと、訪問時間終了間際には、「今日もありがとう」と言葉を返してくださりました。

色々なご入居者がいらっしゃいますが、心を開いてくださった時や表情が和らいだ時には、心の中で「よしっ」とガッツポーズをしています。

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▷11:20 昼食誘導・配膳

なるべく多くの方にお部屋の外に出てきていただき、同じフロアの方同士顔を合わせ、お話ししながら過ごしていただきたい。
そんな思いで各居室を回ってお声がけします。

1日の中で、「食事が1番の楽しみ!」という方も多いので、「楽しみ」を「楽しかった!」に変えられるようにわたしもお声がけを工夫します。

「今日のメニューは何だろう?」とワクワクしたご様子で蓋を一緒に開ける瞬間が、私にとってもちょっとした癒しの時間です。

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▷11:30 食事見守り・フォロー・服薬介助

今日はSさんのお食事をサポート。
その日の体調によって、最後までご自分で召し上がれる時もあれば、途中からサポートが必要な日もあるため、その時の状態に合わせたフォローを行います。

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服薬チェックは、2人体制で声をかけ合い丁寧に確認。
誤薬事故を予防し、ご入居者の安全を守るために、ダブルチェックは欠かせません。

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▷12:15 下膳・口腔ケア

昼食後は口腔ケアのサポートを行います。
「まずは入れ歯を外しましょうか」
「次はうがいをしましょう」

一人ひとりのお身体の状態に合わせて、手を出しすぎないちょうどよいケアを心がけています。

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▷12:30 記録

食事や水分の摂取量は、iPhoneで記録ソフトに入力します。

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▷13:00 昼休憩

ランチはいつも社食を利用しています。
社員割引で手頃に美味しく食べられるのが、嬉しいポイント。
さらに管理栄養士さんが考えてくれているメニューなので、栄養バランスもばっちりです。

食後は、自由に使えるコーヒーマシンでお気に入りの一杯を淹れるのがお決まりです。
このコーヒーマシンは他のスタッフからも「美味しい」と結構好評なんですよ。

休憩室には冷蔵庫や電子レンジも備えられていて、お弁当派のスタッフにも嬉しい環境が整っています。
ここで一息つくこの時間が、午後の仕事に向けて気持ちをリセットする大切なひとときになっています。

(※社食の取り扱いはホームによって異なります。)

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▷14:00 訪問2件目:入浴介助

入浴はお一人につき週2回、ケアプラン内で確保されています。
入浴は派遣の方が介助する、という施設も多いようですが、CLASWELLでは私たち介護職が対応しています。
個浴やチェア浴は1名、機械浴は2名のスタッフで対応します。

この日は、全身に浮腫が見られるご入居者を機械浴へ。
以前シャワーを直接かけた時に痛みを感じられていたので、ためたお湯を優しく体全身にかけるようにしています。

実は、入浴介助はわたしの一番好きなケアなんです。
湯船に浸かったときに、ホッとしたように表情が和らぐのがわかります。
その姿を見ると、「最期までお風呂に入れるって、本当に大切なことなんだな」と実感します。

そういう時間に立ち会えることが、私にとって大きなやりがいです。
単なる“介助”ではなく、
“その人の安らぐひと時を一緒につくる”という感覚なんです。

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▷15:00 配茶

「〇〇さん、今日は何がのみたいですか?」と、
少しゆとりがある時は、今の気分を聞いてみたり。
食事以外の時間にも自然と水分を摂っていただける、ちょっとした工夫をしています。

とろみが必要な方、コーヒーに砂糖やミルクを入れるのがお好きな方など、お一人おひとりのお好みがまとまっているリストを確認しながらお出ししています。

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▷16:00~17:20 訪問3~6件目

この時間帯の訪問では、排泄介助や整容を実施しました。
記録ソフトには、訪問ごとにサービス提供責任者からの指示やケア内容が細かく記載されているため、確認しながらルート表の時間に沿って進めていきます。

CLASWELLでは排泄介助の訪問は基本的におひとり20分。
ケアの合間に趣味やご家族の話を伺うこともあり、そうしたちょっとした会話がその人らしさを知る大切な時間になっています。

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▷17:20 夕食誘導・配膳下膳・服薬介助

食事中は、むせ込みやすい方の嚥下の様子を常に気にかけながら見守ります。
スプーンを持つ手がふと止まったとき、飲み込みに少し時間がかかったとき、小さな変化を見逃さないようにしています。

必要な場面では、さりげなく背中に手を添えて姿勢を整えたり、
「焦らなくて大丈夫ですよ」と声をかけたり。

その人のペースを尊重しながら、できるだけ落ち着いて食事を楽しんでいただけるよう心がけています。

▷18:20 訪問7~8件目:就寝介助

この時間帯の訪問では、夕食後の口腔ケアやパジャマへの更衣など、就寝前の準備をサポート。
パジャマに着替えることは生活にメリハリをつける意味でも大切ですが、無理に促すことはしていません。

こちらの方は、移乗の際に負担がかかりやすい方だったため、2人体制での訪問でした。
痛みができるだけ出ないように、前後からしっかり支えつつ、声をかけ合いながら丁寧に移乗します。

手厚い人員配置があるからこそ、ご入居者ファーストの対応ができる。
この環境に、日々ありがたさを感じています。

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▷19:00 退勤

本日の勤務終了です!

入社して4カ月ですが、残業は2回だけ。
それも出勤時に相談があったうえでなので、無理なく働けています。

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わたしの1日はいかがでしたか?

もちろん、働くうえで楽しいだけではありません。
なかでも、お看取りが近づいていると感じると、やはりつらいです。
訪問介護の時には、これが最期になるかもしれない…と考えてしまうときもあります。

だからこそ、目の前の一瞬一瞬を大切に、その方にとって最善のケアをこれからも届けていきたいです。


CLASWELLでは、一人ひとりの人生に真摯に向き合い、
寄り添いながら支える介護士・看護師を募集しています。
「その人らしさ」を大切にしながら働きたい。
そんな想いを持つあなたを、CLASWELLは心よりお待ちしています。

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