6月21日、CLASWELL仙川にて「フラメンコダンスイベント」を開催!

「ホスピスでイベント?」と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
私たちは、ご入居者に今日という一日をその方らしく、豊かに過ごしていただきたいと考えています。

CLASWELLではご入居者のみならず、ご家族にも、暮らしや社会とのつながりを感じていただくことができる時間をつくっています。

本番開始直前。
「本場のフラメンコを2回見たことがあるの」「私は1回よ」
「カスタネットを使うところもあるわよね?」
イベントが始まる前から、ご入居者同士の楽しい会話があちこちから聞こえてきました。


イベントは通常1ヶ月ほど前から、ホーム内に告知されます。
この日を心待ちにされていた方が多く、会場の空気は、いつもよりも明るく、自然と笑顔があふれていました。
優雅な音色にうっとり。ダンスが始まれば、思わず手拍子!
今回演奏してくださるのは、府中を中心に活動中のフラメンコダンスチームそんりっさの5人。

「そんりっさ」には、スペイン語で「笑顔」という意味があり、その名前の通り、華やかでみているだけで思わず笑顔になってしまうような演出がありました。
冒頭では、「スペインでは『オーレ』じゃなくて『オレッ』って言うんですよ」とレクチャーいただき、みんな元気に掛け声の練習で盛り上がります。

バイオリンと歌の演奏が始まった途端、自然と手拍子が起こり、皆さんの顔にもぱっと華やかな笑顔が。
ご家族と顔を見合わせて喜ぶ様子も多く見られました。


なかには、手を高く掲げて踊る方も!


スタッフたちもそんな瞬間をそれぞれが写真に収めながら、ご入居者のいきいきとした姿を一緒に楽しんでいました。

「アンコール!!」の声が響き、会場がひとつに
演目の最後には、一人のご入居者様が元気な声で「アンコール!!」

その声に応えて、ダンサーの皆さんが中央の通路まで出てきて、間近で華やかなアンコールステージを披露してくれました。

会場は拍手喝采!


最後は全員で集合写真を撮影し、賑やかにイベントの幕を閉じました。

イベントが終わっても続く、余韻とおしゃべりのひととき
イベント後、お部屋に戻られる方もいれば、エントランスに集まり、コーヒーとお菓子を囲んで「今日は楽しかったわね」「あの衣装、素敵だったわ」と自然に会話が弾むひとときも。
はじめてお会いする方同士でも、こうした場ではすっと打ち解け、いつもの笑顔がこぼれていきます。
実はこの翌朝も、「昨日のフラメンコは良かったね〜」 「30年前に浅草のロック座で観たんだよ」などと余韻を楽しむ声がいくつも聞こえていたようです。

そんなさりげない日常のひとコマを、当たり前に楽しんでいただける場づくりをこれからも大切にしていきます。
「今日もいい一日だったね」と心から感じられる毎日を、一緒につくる看護師、介護士を募集しています。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
私たちは、いつでもお待ちしています。