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  • ホスピスにキッチンカー!?好きなジェラートを選んで楽しむおやつの時間

CLASWELL仙川では、毎月最終日曜日に、1階フロアにて「気まぐれカフェ」をオープン!

過去開催した「気まぐれカフェ」はこちら↓

5月25日(日)の午後。アジサイが色づき始めた遊歩道の向かいCLASWELL仙川の駐車場にやってきたのは、調布発のキッチンカー「ハッピーアイスクリーム」

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イタリア製のマシンでつくられる本格派ジェラートは、地元・調布産の素材を使った地産地消シリーズで「ザ・調布スタイルコンテスト」グランプリを受賞した逸品でもあります。

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この日は8種類のフレーバーが並びました。

「どれにしようかな」

メニューを見ながら迷うご入居者さんに、スタッフが笑顔で声をかけます。

「おかわりもできますよ」

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“自分の好きなものを自分で選ぶ”
当たり前のようでいて、実はとても特別なこと。

身体が思うように動かなくなると、その「当たり前」は少しずつ遠くなっていきます。

けれど、ここCLASWELL仙川では、その小さな選択を、誰もが自然にできる日常が広がっているのです。

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ご家族と一緒に味わうジェラートの時間は、笑顔の花が咲くようでした。

「おいしいね」
「わたしもそれにすればよかった!」

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なかには3つのジェラートをぺろりと平らげたお孫さんもいたそうで、

「うちの孫、2回もおかわりして食べたのよ」
「ママだって一緒に食べてたよ!」

そんなやりとりに、笑いに包まれました。

サクサクの自家製ワッフルコーンに、低脂肪でコク深いのに後味はさっぱり。
「これは危険ね、いくらでも食べられちゃう」なんて声も。

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あるテーブルでは「じゃあ私は8種類全部制覇するわよ」と意気込む方もいて、まるで遠足のようなわくわく感が広がっていました。

そして印象的だったのは、元アイス職人の男性ご入居者のひと言。
「こんなおいしいの、まさかここで食べられるなんて。懐かしい味がしたよ」
その言葉を聞いたご家族の目が潤んで、私たちまで胸が熱くなりました。

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もうひとつ、心に残る場面がありました。
ご夫婦でご入居されているご家庭のこと。

ご主人はこれまで管から栄養を摂っていましたが、CLASWELLでのリハビリにより、この日は久しぶりに口から食べることができたのです。

「ひと口、ジェラートを食べてみませんか」
副施設長の金澤さんがそう声をかけると、ご主人は車いすでキッチンカーのもとへ。

自ら選んだフレーバーを、家族と一緒に味わうことができました。

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イベントが終盤に近づくころ、会場のあちこちから「また来てほしいね」「次はいつ?」という声が上がっていました。

仲よくおしゃべりしていた男女のご入居者。
その娘さんがふと「姉弟の写真を撮ってあげて」と。

「ご姉弟なんですね」と聞くと、「いえ、入居してから仲よくなっただけ。でも、まるで本当の姉弟みたいでしょ」

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イベント会場をあとにするときも、
「車いす押してあげて」「ちゃんとお部屋まで連れてってね」
と、まるで本当の姉弟のような気遣いがありました。

そのすぐそばでは、スタッフとご家族が笑い合いながらお茶を飲んでいて

「暗い話ばかりしてると気持ちが滅入っちゃうから、こうして笑っていられるのが一番よね」

この場所には、血縁を超えた絆が確かに存在していました。

道を一本挟めば、にぎやかな商業エリアと静かな住宅街が混じり合う場所。
キッチンカーに惹かれて、通りがかった人が立ち止まり、少しだけ会話を交わす場面もありました。

「この場所が、地域の人にとっても憩いの場所になったらいいね」
そんなスタッフの声から、椅子を並べたり、ふらりと立ち寄れる場づくりの構想も広がっています。

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この日、交わされたたくさんの「おいしいね」「ありがとうね」「またね」が、CLASWELL仙川のこれからを、さらに豊かに彩っていく。
そんな予感に満ちた、初夏のひとときでした。


CLASWELLでは一緒に働く仲間を募集しています。
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